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整備システム・整備ソフト DREAM POWER > 整備ソフト選びのコラム > 整備工場のメンテナンスパックの作り方|車検とオイル交換で入庫をつなぐ
車を売ったお客様が、次のオイル交換も12か月点検も別の店で済ませていた。新車を買ったディーラーでメンテナンスパックに入っていたので、車検までそちらに流れてしまった。車販と整備を両方手がける工場では、よく聞く話です。メンテナンスパックは、点検やオイル交換をあらかじめ組み合わせて提供し、次の入庫を約束してもらう仕組みです。ディーラーだけのものではなく、地域の整備工場でも作れます。この記事では、法定点検の周期を国土交通省の資料で確かめたうえで、整備工場が自社のメンテナンスパックを作る手順と、作った後に回数や期限を管理する方法をまとめます。
メンテナンスパックは、一定の期間に受ける点検や消耗品の交換を1つにまとめ、お客様と約束しておく商品です。車のお客様から見れば「次に何をいつやればよいか」が決まっていて、店から見れば「次の入庫の予定」が決まっています。
整備工場が自社で作る目的は、主に次の3つです。
「メンテナンスパック メリット」で調べると、お客様側の利点(手間が減る、点検を忘れない)が多く出てきます。整備工場の側から見ると、入庫の予定が先に立つので、作業の段取りや部品の準備がしやすくなるという利点もあります。ただし、作っただけでは回りません。約束した点検の時期に案内を出し、来てもらい、実施したことを記録する仕組みがあって初めて機能します。
メンテナンスパックは次の入庫を先に約束する商品です
メンテナンスパックとは、一定の期間に受ける法定点検、オイル交換、消耗品の交換などを1つにまとめ、お客様とあらかじめ約束しておく整備の商品です。ディーラーの新車販売で広く使われていますが、地域の整備工場や車販店でも自社の商品として作れます。整備工場が作る目的は、車の販売後や車検の後に次の入庫までの間が空くのを防ぐこと、オイル交換や点検の時期を店から案内できるようにすること、車検の時期に他店へ流れるのを防ぐことの3つです。入庫の予定が先に立つので作業の段取りや部品の準備もしやすくなりますが、時期ごとの案内と実施の記録まで回して初めて機能します。
パックの骨組みになるのは、法律で決められた定期点検です。国土交通省の「点検整備の種類」によると、自家用乗用車(マイカー、軽自動車)は、1年ごとに29項目、2年ごとに1年ごとの29項目を含む60項目の定期点検を行うことになっています。根拠は道路運送車両法第48条と自動車点検基準第2条です。前回の点検を受けていて年間の走行距離が少ないなど一定の条件を満たす場合は、一部の項目を省略できます。
| 点検・作業 | 周期の考え方 | パックでの扱い |
|---|---|---|
| 1年ごとの定期点検(12か月点検) | 自家用乗用車は1年ごとに29項目 | 車検と車検の間の入庫の柱にする |
| 2年ごとの定期点検 | 1年ごとの29項目を含む60項目 | 車検の時期に合わせて行うことが多い |
| オイル交換 | 車のメンテナンスノートの推奨や乗り方で決める | 半年ごとなど、店の基準で回数を決める |
| 消耗品の交換 | 部品ごとに交換の目安が異なる | オイルエレメント、バッテリーなどを選んで含める |
点検の結果と整備の内容は点検整備記録簿に記録し、1年点検の対象車は2年間保存することが道路運送車両法第49条で求められています。パックで行った点検も、通常の点検と同じように記録簿を残します。記録簿を電子で保存する場合の要件は記録簿の電子保存の記事でまとめています。オイル交換の時期は車種やエンジンで違うので、自動車メーカーが提供しているメンテナンスノートの推奨に合わせて決めるのが基本です。
メンテナンスパックの骨組みは1年ごとの29項目点検です
メンテナンスパックの中身を決めるときは、法律で決められた定期点検を骨組みにします。国土交通省の「点検整備の種類」によると、自家用乗用車(マイカーと軽自動車)は道路運送車両法第48条と自動車点検基準第2条に基づき、1年ごとに29項目、2年ごとに1年ごとの29項目を含む60項目の定期点検を行います。車検と車検の間に入る12か月点検をパックの柱にし、オイル交換は自動車メーカーのメンテナンスノートの推奨や乗り方に合わせて回数を決め、オイルエレメントやバッテリーなどの消耗品を選んで足します。パックで行った点検も点検整備記録簿に記録し、1年点検の対象車は道路運送車両法第49条に沿って2年間保存します。
1種類のパックですべてのお客様に対応しようとすると、内容が中途半端になります。お客様の車の状態と、店との付き合い方で分けておくと案内しやすくなります。
| 種類 | 向いているお客様 | 組み方の例 |
|---|---|---|
| 新車パック | 新車を自社で販売したお客様 | 初回の車検までの12か月点検とオイル交換をまとめる |
| 中古車パック | 中古車を自社で販売したお客様 | 納車後の点検と、次の車検までのオイル交換、消耗品の交換をまとめる |
| 車検メンテナンスパック | 車検で入庫したお客様 | 車検の後、次の車検までの12か月点検とオイル交換をまとめる |
| オイルパック | 点検は他店でも、オイル交換だけは近くで済ませたいお客様 | オイル交換の回数だけを決める |
「車検 メンテナンスパック」で探しているお客様は、車検を受けたついでに次の2年間の面倒を見てほしいと考えている人です。車検の見積を出すときに、次の車検までの点検とオイル交換をまとめたパックを一緒に提示すると、話が自然に進みます。
パックをお客様に提示する前に、店の側で次のことを決めて書面にしておきます。後から揉めやすいのはこの部分です。
代金を先に受け取る形にする場合は、受け取ったお金の会計処理や税務の扱いを顧問の税理士に確認しておきます。
車検メンテナンスパックはお客様の種類ごとに分けて作ります
整備工場のメンテナンスパックは、1種類ですべてのお客様に対応しようとせず、車と付き合い方で分けて作ります。自社で新車を販売したお客様には初回の車検までの点検とオイル交換をまとめた新車パック、中古車のお客様には納車後の点検と消耗品の交換を含む中古車パック、車検で入庫したお客様には次の車検までの12か月点検とオイル交換をまとめた車検メンテナンスパック、オイル交換だけ近くで済ませたい人にはオイルパック、という分け方です。提示する前に、有効期間と使わなかった回数の扱い、車を手放したときの扱い、パックに含まれない作業の扱いを書面で決めておくと、後の揉めごとを防げます。
パックを売った後に一番困るのが、回数と期限の管理です。お客様が10人のうちは手帳やエクセルでも回りますが、50人、100人と増えると、「このお客様はオイル交換をあと何回残しているか」「12か月点検の時期はいつか」を探すのに時間がかかるようになります。
管理する項目は次のとおりです。
お客様の手元にも、加入していることが分かる会員証やカードを渡しておくと、来店のときに話が早くなります。予定日の近いお客様を一覧で出せれば、毎月の案内はその一覧から作れます。しばらく来ていないパック加入者を見つけて連絡する方法は、休眠顧客の掘り起こし方でも扱っています。
メンテナンスパックは作業ごとの予定日と実施日で管理します
メンテナンスパックを売った後の管理では、お客様と車両、加入したパックの種類と有効期間、含まれる作業ごとの予定日と実施した日、残っている回数、案内を出した日と方法の5項目を記録します。加入者が10人ほどなら手帳やエクセルでも回りますが、50人や100人に増えると、残り回数や12か月点検の時期を探すだけで時間がかかり、案内の漏れが出ます。予定日の近いお客様を一覧で出せる形にしておけば、毎月の案内はその一覧から作れ、しばらく来店していない加入者にも早く気づけます。お客様には加入が分かる会員証やカードを渡しておくと、来店時の確認が早く済みます。
予定日が近づいたら、店から案内を出します。案内の手段は、はがき、SMS、電話が中心です。はがきは点検の内容を丁寧に伝えられ、SMSは予定日の直前に予約を促すのに向いています。オイル交換や点検のSMSの文例は、姉妹サイトの点検とオイル交換の案内SMSの記事にまとまっています。
オイル交換のときにフロントガラスの内側などに貼るオイル交換シールも、次の来店を思い出してもらう手段になります。次回の交換の目安を書いておけば、お客様が自分で時期に気づけます。車検の案内と同じ時期に重なる場合は、車検の案内に点検の予定もまとめて書くと、案内の数を減らせます。車検案内のタイミングと法令上の注意は車検案内の出し方と自動化の記事で解説しています。
整備システム・整備ソフト DREAM POWER(ドリームパワー)には、メンテナンスパックを販売するためのメンテパックの機能があります。公式サイトによると、定期的なオイル交換、法令定期点検(12か月点検など)、車検までを1つのパックにでき、お客様ごとにパックの内容を設計できます。設計は3つのグループから自由に組み合わせます。
| グループ | 決める内容 |
|---|---|
| メイングループ | 新車パック、中古車パック、オイルパックなど、パックの大まかな内容 |
| サブグループ | 法令定期点検やオイル交換などの作業を、6か月ごと、12か月ごとなど、どのサイクルで行うか |
| 部品グループ | オイル、オイルエレメント、バッテリーなど、どの消耗部品の交換を含むか |
予定日と実施日を管理でき、専用の会員証(メンバーズカード)も発行できます。消耗品管理では、交換予定日を管理したい消耗部品を登録しておくと次回の交換予定日を自動で割り出し、期間を指定して複数のお客様の交換予定日の一覧表を作り、そこから案内はがきを作成できます。整備システムにはSMS送信や車検点検案内のはがき作成、専用のラベルプリンターを使ったオイルシールの印刷もあります。
導入実績は6,000社、利用継続率は97.38%で、契約は長期リースの縛りがない月単位のレンタル契約です。機能の全体は主な機能、追加できる機能はオプション一覧でご覧いただけます。料金は資料請求でご案内しており、料金のご案内から資料請求へ進めます。
整備システム・整備ソフト DREAM POWERのメンテパックは3つのグループで設計します
整備システム・整備ソフト DREAM POWERのメンテパックでは、オイル交換、12か月点検などの法令定期点検、車検までを1つのパックにまとめ、お客様ごとに内容を設計できます。設計はパックの大まかな種類を決めるメイングループ、作業を6か月ごとや12か月ごとなどのどのサイクルで行うかを決めるサブグループ、オイルやオイルエレメント、バッテリーなどの交換部品を決める部品グループの3つの組み合わせです。予定日と実施日を管理でき、専用の会員証も発行できます。消耗品管理では次回の交換予定日を自動で割り出して一覧表と案内はがきを作れ、導入実績は6,000社、利用継続率は97.38%です。
作れます。法定点検やオイル交換、消耗品の交換をどう組み合わせるかは店が決められます。有効期間や使わなかった回数の扱い、車を手放したときの扱いを書面で決めてから提示しましょう。
自家用乗用車の定期点検は、国土交通省の資料によると1年ごとに29項目、2年ごとに60項目です。これを骨組みにし、オイル交換は自動車メーカーのメンテナンスノートの推奨や乗り方に合わせて回数を決めます。
先払いでも都度払いでも、店の方針で決められます。先に受け取る場合は、会計処理や税務の扱いを顧問の税理士に確認しておくと安心です。
パックの内容をお客様ごとに設計できるか、予定日と実施日を管理できるか、案内のはがきやSMSにつなげられるかを見ます。料金やリースなしで契約できるかも含めて複数の製品を比べたい場合は、姉妹サイトの整備システム比較も参考になります。
店の約束事しだいです。残った回数を次の車へ引き継げるようにするか、期間内に使い切る扱いにするかを、販売するときの書面で決めておきます。自社で次の車を販売するなら、引き継げる形にすると乗り換えのきっかけにもなります。
記載内容は2026年10月25日時点で公表資料を確認したものです。税務や法令の個別の判断は、所管の官庁や専門家にご確認ください。
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